コロナ禍における妊活の当院の考え方


日本生殖医学会の発表を受けて

新型コロナウイルスの感染に不安が高まる中、日本生殖医学会が4月1日、不妊治療を行うお医者さん向けに、不妊治療の延期を患者さんに提案推奨する声明を出されたことはご存じかと思います。

これは「今は不妊治療をやめて下さい」ということではなく、妊婦や胎児に与える影響が現段階では分からないため、新型コロナウイルスが収束するまで、または妊婦さんへの予防薬や治療薬ができるまで、患者さんご自身が不妊治療をどうなさるか判断するように、お医者さんから提案してくださいという意味であると当院は受け取っています。

なぜなら、日本生殖医学会は「今回の声明は、一般市民、とくに不妊治療を受けている女性の方々に妊娠を控えていただくことを意図したものではない。」と明確に言っているからです。

実際、当院に通っておられる不妊治療をされている患者さんも、みなさんお医者さんから延期の提案を受けたようで、やはり動揺されておられました。

 

約80%が不妊治療を続ける決意

しかし、卵子は年齢と共に歳を重ねるため、妊娠するには少しでも若い卵子がいいという事実をみなさんご意識されている上、妊娠のチャンスは月に1度、年に12回ほどに限られていることもあり、当院に通われる約80%の方は、とても悩まれた上で不妊治療の継続を決意しておられます。

また、不妊治療や移植の延期を決められた方もいらっしゃいまが、不妊治療を再開したときに、なるべく良い状態で再開できるよう、やれることは継続したいという前向きなご姿勢でおられます。

 

妊活再開に向けて今できること

当院としても、その役割を担うため、不妊治療を続ける方に対しては、コロナ対策をしっかりした上で、継続してサポートをしてまいります。

また、不妊治療や移植を延期された患者さんに対しても以下のような再開に向けてできることを継続してまいります。

  • 妊トレによる体質改善
  • 鍼や整体による血流改善
  • 高気圧カプセルでの酸活
  • サンビーマーでの温活
  • コロナ禍で疲弊した心身のサポー

そして、これらは全て、免疫力を上げることにもつながると当院では考えています。

免疫力をあげることで、新型コロナウイルス感染の予防にもつながればより良いと思います。

今後は当院でも「三密」を避け、緊急事態宣言中の妊活ヨガ教室等に関しては、オンラインで実施する予定です。

今自分ができることは何か?

それを妊活をがんばるみなさんと一緒にこれからも考えていきたいと思います。

コダカラdeラボ こうのとり.鍼灸院
亀井 浩