どうも三好クローバー接骨院です。
整形外科や整骨院、接骨院、整体、その他にも様々な医療機関で牽引療法が行われています。
そもそも牽引療法って何なのでしょうか?
この療法が生まれてきた考え方は、手足のしびれや痛み、ヘルニアなどの腰の痛みやしびれ、
首の痛みやしびれ、などは神経の圧迫によって症状が現れていると考えられています。
そして神経を圧迫から解放するにはどうしたらいいかを考えた結果、単純に圧迫されている面を
引っ張って引き離す『牽引』という手法を取り入れました。
しかし予想された結果とは、裏腹に実に様々な問題が起きました。
牽引によってめまいを起こす方や体調を崩す方が多く出たのです。
体を治療しているのに何故このような問題が起きるのか?
それは牽引によって神経が更なる強い圧迫が強制されるからです。
ん?どういう事?
ここで考えていくと、圧迫には2種類あることに気付きます。
1つは物をつまんでギュッとする圧迫で、これは皆さん経験あるかと思います。
もう1つは物を引っ張ると中央が圧迫されるもので、人の体の圧迫はこちらの割合が高いと思われます。
ではこれをゴムバンドに例えて考えていきましょう。
この写真はゴムバンドです。ちょっとわかりづらいかもしれませんが、引っ張ってみます。
そうするとどうなるでしょうか?
それがこれです。
ぎゅ~っと引っ張ったゴムバンドは広範囲で引き延ばされているのがわかります。
それに伴い、中央へ圧迫がされるようになっています。
輪ゴムでも他の弾性力がある素材でも同じです。
これは神経でも同様のことが言えます。
このように圧迫からの解放を目的に行う牽引が更なる圧迫を神経に強制されていることが考えられます。
なぜにこんな風に神経も引っ張られていくのでしょうか?
そして、それを良くするにはどうしたらいいのでしょうか?
そんなことをまた次回書きたいと思います。お楽しみに~。
柔道整復師・CSCS 西村 裕樹