どうも三好クローバー接骨院です。
前回はゴムバンドを使って引っ張りでも圧迫が起きる事を説明しました。
それがこの写真です。引っ張ってみます。
そうするとどうなるでしょうか?
その結果がこれです。
ぎゅ~っと引っ張ったゴムバンドは広範囲で引き延ばされているのが一目瞭然です。
それに伴い、中央へ圧迫がされるようになっているのが確認されます。
神経の圧迫の原因は、関節などが緩むこと(写真の手の部分)によって神経が引っ張られて牽引されて、神経が全体的に中央へ圧迫されることですから、その原因を取り除かなければ当然、圧迫は良くなりません。
これでは良くなるどころか症状は悪化する可能性もあります。
ただ、骨盤の捻挫のタイプによっては、適応するものも存在するので、腰を牽引して良くなった人というのが存在するのだと思います。
なので、しっかりと骨盤の捻挫のタイプを把握するすることが、かなり重要になりますよね。
そもそも人は重力の下で成長してきました。重力は積み重なる力、重なり合う力です。
重力による影響を牽引によって一時的に引き伸ばして圧迫を取り除こうとしても、重力に適応する為の方法を体に取り入れなくては根本的な解決にはなりません。
重力に適応すること(対応、抵抗すること)でしか人は生きていけないのです。
だって重力があって普通という状況で生まれ、育っているんだから。
だから牽引が良いとか悪いとかではなくて、しびれや痛みがある時に必要な事は、
体を重力に適応させるようにしていくことではないでしょうか。
その為にどうしたらいいのか?
いつも言うように体に荷重がかかることです。簡単に言えば歩くということです。
しびれや痛みがある時というのは、キレイにきちんと歩けない体になっているということです。
どういう事かというと・・・。どういうことでしょう?ではまた次回~。
柔道整復師・CSCS 西村 裕樹