どうも!
ぎゅ~っと押しつ押されつ満員電車。昔懐かし、おしくらまんじゅう。ずっしり美味しい押しずし。小学校の時、雪の日に授業を変更して雪を固めた雪合戦。師匠と1対1で向き合うあの圧迫感(笑)
・・・とまぁ、人それぞれ、あっ忘れてた。
酸素たっぷり高気圧酸素カプセル(笑)
これすっごいいいんですよ!!
えっ!? どこで入れるかって!?
知りたい方はこうのとり.鍼灸院のホームページを見てください!!ってこれ読んでるってことはもう見ていただけてますね、失礼しました(笑)
これを読み終わった後に、ぜひ高気圧酸素カプセルについても見ていってください!!
そのうち、高気圧酸素カプセルについてブログアップしようかなと思ってたり、思ってなかったり。
・・・とまぁ、人それぞれ圧迫感はありますが、今回はそんな圧迫についてのお話です。
さて、人は常に立って過ごすわけではありません。寝たり、座ったり、動いたり、歩いたり様々な姿勢を取りながら日々過ごしています。今回は座り方について話していこうかと思います。
突然ですが、イスやソファーに座っててなんだか座り心地が悪くなってきたり、腰や背中や首が痛くなってきたり、頭がぼぅ~っとしてきたりすることがあったり、思い当たる節はないでしょうか?
なぜそんなことが起きてくるのか。
イスの前に人の体について考えていきましょう。
人は二本足で歩いている動物です。背骨を横から見てみるとカーブがたくさんあり、S字状になっています。犬とか猫などの四つ足動物は人よりもカーブが『1つ』少なくできています。人にとっては背骨がS字状になっていることが最も機能的な状態になります。なので、このS字状が崩れていくと様々な障害や疾患につながっていくことが考えられます。
よって、このS字状の背骨を保つように日々生活していくことが、自身の体の良し悪しと密接に関係しあっていることになります。
このことを頭においてイスやソファーに座る姿勢を想像してみましょう。
背もたれに寄りかかって、足を投げ出したような姿勢をとれば、腰の背骨の曲がりがなくなってしまうことに気付くかと思います。つまり四つ足動物になるということです。このことは極めて重大で大切な問題につながっていくのですが、またの機会にでも。この状態が長く続くとS字状がキープできていないので、段々と色んなところに違和感が出てくるのです。この姿勢は腰だけの問題ではありません。もう1つ重要な事があります。
それは『尾骨の圧迫』です。
尾骨は、おしりの割れ目の上くらいにあります。尾骨というのは四つ足からの進化の過程で、しっぽがなくなってその名残である程度の認識なことが多いように思います。でも、あんまりいらないものが体にあるのかなぁと考えたり。だって尾骨の周辺の筋肉や靭帯なんかをみてもたくさんありますし、何だか意味がありそうです。
例えばここには大切な神経がたくさんあります。その1つに陰部神経というのがありますが、これは骨盤内の臓器などにいろんな指令を送っている神経です。もちろん子宮にもです。
これがうまく機能しなければ、骨盤内もうまく機能していきません。指令がいかないわけですから。どうして機能が落ちてしまうかというと、その1つが尾骨を圧迫し続けることではないかと考えています。ここを圧迫し続けてしまうと、神経がうまく働かないことに加え、血液などもうまく循環しなくなってしまいます。
循環といえば、循環の問題として大切なのが、脳脊髄液の循環が挙げられます。
ちなみに尾骨の最大活動時は『歩行』です。
そうすると歩くことによって、筋肉などの引っ張り力などでわずかに動いています。もちろん関節の動きにもそういった仕組みがあったりします。その動きは尾骨単体ではなくて、仙骨と一緒になっていろんな方向に動いています。
動いて何をしているかというと、背骨の中には脳脊髄液という液体が入っているのですが、この脳脊髄液を下から頭まで送り返しています。そして重力の作用でまた下へ落ちてくる。それをまた上へ送り返す動力になっています。
よって歩いたり、仙骨、尾骨が動かなければ、脳脊髄液は循環しません。
これは昔の井戸水のポンプのような働きをしているんです。余談ですが、尾骨もポンプも同じ形をしています。同じ形のものは同じ機能があるんです。
ちなみにこの液体は何をしているかというと脳に栄養を送ったり、脳の熱を取る役割もあります。
脳は多くの脂肪で出来ています。ここで考えてほしいのは、熱が取れなくて、熱がたまってしまうとどうなるでしょうか?
バターを熱するとどうなりますか?想像してみて下さい。脳も同じです。ちなみに脳はその液体の中に浮かんでいるのですが、液体の循環や尾骨の運動がないと脳が沈んでいきます。不思議なことに脳が沈むと気持ちも沈みます。
例えとか上手いこと言う、ではなくて、本当に密接に関係しています。
ということは、普段から歩く量が少なかったり、椅子や長座、体操座りなどで持続的に圧迫すると、骨盤、背骨、腰、脳の問題と直結してくるということです。お心当たりありませんか?
よって、尾骨の圧迫は相当に気を付けなければいけません。
動物はここを圧迫し続ける姿勢はあまり取りません。それはこういうことがわかっているのかもしれません。
あんなに強い戦闘民族であるサイヤ人、孫悟空ですら、しっぽを握られると力が出ません。それだけ大切な場所ですが、油断しているとここを圧迫している姿勢をとってしまいます。それにここで気付いて欲しいことは、ソファーやあぐら、長座、体操座りなどを1回、2回やっても問題はなく、習慣化して初めて症状がでるということなんです。
それは何かにぶつけて痛くなったというはっきりわかるようなものではなく、
じわりじわりと時間をかけて進行していく
ということなんです。
だから皆さん原因に気付かないんです。何にもしてないのに痛くなったっていう理由はここです。
だから当院では、うっとうしいくらい、これでもかってくらい生活習慣についてのお話をしているんですね。こいつ、毎回毎回おんなじ話しかしないなぁと思っているかもしれないですが、それくらい大切なことなんで、皆さんの体を良くしたいという思いからお話をさせていただいています。
これに気付かないと、いくら治療していい状態がしばらく続いても、痛み、障害を作る原因が残っているので本質的な改善にはなりません。
『また必ず障害します。』
風邪の治療をばっちりして、風邪のウイルスの強烈な所にいるようなものです。
濡れた床をきれいに拭いても、雨もりを直さなければずっと床を拭き続けなければいけません。
これではいたちごっこになってしまいます。
それに、これは骨や筋だけの問題ではありません。内臓など内科系の問題にも密接に関係しています。1つの体の中で起こっているので、関係ないわけがありません。
これまでのことを総合して考えていくと・・・・・。
『背すじを伸ばして座る』
これが基本的な座り方になるであろうと思います。
ちなみに文字を拡大できるやり方を覚えたから、字を大きくしているわけではありません(笑)
ひじょ~に大切だから文字をおっきくしています。
こうやって考えていくと『背すじを伸ばして座りなさい』というのは、先人たちや親や先生たちの口癖でした。
いつの間にかそういった古き良き風習が日本から段々と無くなっていますが、体をきちんと育む、または痛みや病気を予防するうえで、この教育は非常に大切であり、無くしてはいけないものだと思ってます。
また日本の伝統的な座り方である正座は非常に煙たがられていますが、膝が痛いとか足首が硬いとか、そういうのがなければ、非常に背すじが伸びていい座り方です。
正座といえば、中学時代、掃除の時間にみんなで体育館のマットでプロレスごっこしてて、案の定先生に見つかり、
「全員、そこに並べ!!」
「そこに正座しろっ」
と言われ、こんこんと説教されたあの思い出の正座(笑)
いつの間にか教育の中で、正座は体罰のような存在になってきてしまいましたが、その代わりになった体操すわりのほうが、よっぽど体に悪影響を及ぼすことはあまり知られていません。
他にも横すわりや足を投げ出す長座の姿勢も、体のバランスを乱してしまうので気を付けましょう。
ですから、床に座ることが多い方は正座や立て膝、蹲踞などの姿勢を心がけるといいかなと思います。
そうはいってもすぐに良い姿勢というのは難しいので、気付いたときに姿勢を気をつけてもらう。またいつのまにか足組んだりしているので、その時に気を付けて普段より1秒でも多く良い姿勢を心がける。そういったことを地道にやっていくことが大切になってきます。
自分の身は自分で守らなくてはなりません。私が良い姿勢をとったからといって皆さんの姿勢が良くなるわけではありません。
少しでも皆さんが快適に過ごせるようにお役に立てればと思います。
とまぁ、数十年経って長々とこんなことが書けるようになり、やっと正座の良さが伝わりました!!
ありがとうございます、先生(笑)
柔道整復師・CSCS 西村 裕樹
コダカラdeラボ こうのとり.鍼灸院
愛知県みよし市三好町小坂75
0561-34-2001